富山シティエフエム
平成29年度第5回番組審議会(合同開催)
1.開催日時
平成30年2月27日(火)午後1時30分〜
2.開催場所
富山市安住町2‐14 北日本新聞社10階特別室
3.出席委員
委員総数6人、出席委員5人
出席委員の氏名(◎委員長、○副委員長)
◎中井 精一(富山大学教授)
○西野 政行(富山商工会議所中小企業支援部長)
大沢 一貴(富山市企画管理部広報課長)
守護 真一(北日本放送報道制作局報道制作部長)
林 靜摩(富山青年会議所副理事長)
放送事業者側出席者
蒲地 誠 (富山シティエフエム常務)
岡本 勝之( 同 取締役)
宮林 正男( 同 放送・総務・営業部長)
小原 源 ( 同 放送・営業課長)
4.議題
@「駅ナカdeウォームシェア」(1月20日13:00〜16:00)
【番組の概要】
富山駅構内を会場に富山市と合同で企画したイベントを公開生放送。「ウォームシェア」をテーマに環境に配慮した取り組みを行う団体の紹介ブース、元ナナムジカのボーカル西島梢さん(入善町出身)のミニライブなどで構成。放送はブースリポート、ミニライブのほか、環境に配慮した生活を送る市民パーソナリティが出演し、日々の暮らし方について考えるトークを行った。
【委員の意見】
富山駅南北開通に向け、こうした公開生放送やライブイベントを定例化していってほしい。ウォームシェアという言葉の内容が難しいので何を伝えたいのかもう少し工夫してほしかった。リポーターは当日どのくらい寒かったのか、空気感も伝えてほしい。BGMのセンスが良く、富山駅の風景や人通り、路面電車の音等を思い出しながら懐かしい気持ちになった。
A北日本児童文学賞優秀作品朗読「ひび」(12月30日15:00〜17:00
【番組の概要】
北日本新聞が主催する児童文学賞の受賞作品朗読。最優秀と優秀の2作でそれぞれ番組を制作。朗読のほか、作者インタビューを合わせて構成。朗読作品は弊社HPでアーカイブとしていつでも聴けるようにしている。
審議会提出作は優秀2作のうちの一つで、かめやひろ美さん(東京都)作。
【委員の意見】
「ごはんできたよ」という第一声から作品世界に引き込まれた。BGM なしでよくこれだけ聞かせる。うまい朗読だった。アナウンサーは乗ってくると自分の世界を勝手に創造し、朗読でなく、ラジオドラマになりがちだが、そうならないよううまくコントロールできていた。ただ、おばあさんのセリフの際、声が若々しく少し気になった。作者のインタビューを挟むことで、作品に込められた思いが伝わったことが良かった。
B「頑張れ!富山第一高校ラグビー部」(12月23日18:00〜18:30)
【番組の概要】
全国大会出場を決めた富山第一高校ラグビー部を取材して放送。監督、キャプテンのインタビューほか、レギュラー主要選手の一言コメントで構成。
【委員の意見】
監督のラグビーに対する考え方が良くわかり、感動した。生徒へのインタビューからも聞き終わった後、練習風景も伝わり、がんばれとエールを送りたくなった。一方、生徒がただ頑張りますというのでなく、全国大会出場を決めた決定的シーンで何を考えたのか、戦術はどうだったかなどスポーツドキュメンタリーの要素があってもいい。富山第一高校がなぜ強いのか、第三者の声があるともっと良い番組になった。
C「武者の覚え」(毎週火・木曜日8:10〜、同夕17時10分〜 2017年12月5日の回)
【番組の概要】
戦国越中を代表する武将「佐々成政」の実像を、最近の研究でわかってきたことを踏まえて、富山市郷土博物館主任学芸員萩原大輔氏が北日本新聞で連載したものを朗読。本は北日本新聞社から出版されている。審議会提出回は、成政の「さらさら越え」について考察した部分。
【委員の意見】
作者の萩原大輔氏は富山市学芸員若手のホープ。作品をラジオにすることで作者の成長にもつながる。10分という時間が短すぎる。放送をもう一度聞かせる方法はないか。また富山の歴史の勉強になる。ぜひ学校教育に活用してほしいといった意見が出た。
5.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日
番組審議会終了後、全スタッフに審議委員の意見を伝えた。富山駅という場所で公開生放送する際、聴取者がどうすれば会場の雰囲気を感じ取れるか工夫していこう。アイデアを出し合おうと定例化に向け気持ちをひとつにした。
アナウンサーのスキルアップのためにも朗読番組制作を恒例化していく。
生徒に対するインタビューの方法を工夫するためには、どんなことを質問すればいいのか、聞き出せるのか。たとえば出身地を聞くだけで生徒個人に光が当たる。ただ生徒が頑張りますというだけのインタビューに終わらせないよう心掛ける。
番組を再放送するだけでなくホームページにアップ、いつでもアクセスして聴けるようにしている。学校教育に関しては県教育委員会、富山大学などと連携できるよう働きかける。そのうえで何ができるのか検討する。
6.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容方法及び年月日
開催翌日の2月28日(水)付北日本新聞朝刊に記事を掲載するとともに、富山シティエフエムホームページに審議内容を掲載した。2月28日(水)午前11時40分から、自社の放送で審議内容を紹介した。
以上