富山シティエフエム
令和2年度第5〜8回番組審議会(合同開催)
1.開催日時
令和3年3月2日(火)午後1時30分〜
2.開催場所
富山市安住町2‐14 北日本新聞社10階会議室
3.出席委員
委員総数6人
出席委員6人
出席委員の氏名(◎委員長、○副委員長)
◎中井 精一(富山大学教授)
○西野 政行(富山商工会議所中小企業支援部長)
林 靜摩 (富山青年会議所監事)
岡本由紀恵(富山市企画管理部広報課長)
守護 真一(北日本放送放送制作局報道制作部長)
澤 聡美(富山大学講師)
放送事業者側出席者
松井 裕 (富山シティエフエム常務)
小原 源 ( 同 放送部長)
水上啓子 ( 同 放送部チーフ)
4.議題
@ラジオ北斗の印象吟川柳
放送:令和2年10月14日(水)午後4時〜午後5時ほか
【番組内容】
富山市内の川柳愛好家4人による「らじお北斗」(代表:県川柳協会副会長の伊東志乃さん)が進行。ラジオの特徴を生かし音(音楽)を聴いて作句する「印象吟」を行う。事前にお題をツイッターとLINEでも紹介し、リスナーからの投句を受け付け紹介するほか、メンバーがその場で音を聞いて即興で行う時間も。
【委員の意見】
ラジオならではの「音」から作句する「印象吟」という企画がおもしろい。コロナ禍で家で過ごす時間が多くなる中でも楽しめるのではないか。お茶の間の雑談のようにメンバーの良い意味での気楽さがつたわる日常会話の雰囲気で、聴いていて一緒にいる感じになりとても良かった。和歌や俳句ではなく川柳というところで、格式の高さなどが和らぎ、とても良かった。
Aほッとする古楽〜梨ばろっこだより
放送:令和3年12月17日(木)午前11時30分〜12時00分ほか
【番組内容】
古楽アンサンブルユニット「アンサンブル30」主宰のチェンバロ奏者の安岡厚子さんがナビゲートする古楽を紹介する番組。コロナ禍で「地方の演奏家」にスポットを当てZOOMを使ってオンラインで繋ぐ企画をスタート。ゲストがゲストを紹介する形で音楽の輪を拡げている。
【委員の意見】
安岡さんの声が聞きやすく、進行にも安定感があり良かった。「古楽」という馴染みの薄いジャンルに特化しているのはいい。コロナ禍で富山の人ではない人がゲストに出ることで世界が広がる。オンラインの音質がやや聞きとりづらく残念。
B新春特番「地球と生きる、環境リーダーとやま」
放送:令和3年1月1日(金)7時00分〜8時00分ほか
【番組内容】
富山市の環境施策を紹介する森富山市長インタビューほか、インドネシアで小水力発電事業を行う「新日本コンサルタント」「日本空調北陸」の取材で構成。3年連続の環境特番。今年は新型コロナの影響により県外取材を断念し、富山市や市内企業の先進的な取り組みを取り上げた。
【委員の意見】
専門用語の解説など、細かい配慮があると良い。現地に訪れず、インタビューだけで構成するため、インタビュアーの力がもっと必要。事前の打ち合わせなどもしっかりと行い、リスナーを置いて行かないようにするべき。間で入る「クイズ」は親しみやすく良かった。
CSDGsカフェ〜七色十色
放送:令和3年2月3日(水)16時〜17時ほか
【番組内容】
「SDGs」をテーマに様々なゲストを迎えている。ナビゲーターはSDGs普及を活動の中心に据えるPECとやま代表理事の島田茂さん。提出回は脳性麻痺により生まれつき障がいを持つ富山市在住の村上隆さんがゲスト。村上さんは障がい者支援を行うNPO法人ぴーなっつの運営委員としても活動。生い立ちから現在、夢などを聞いている。
【委員の意見】
障がいがある村上さんが生き生きと喋っており、障がいがあるなしなどは大きなことではないと考えさせられた。言葉ひとつひとつに力強さがあり、社会問題の捉え方なども自身の言葉で語っているところに重みがある。トークに聞き取りにくさはあるが、その分聞く側も心して聞くことになり、大変意義のある番組だと思うが、ゆえに評価すること自体がとても難しい。
以上